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皆さんは「香水」がお好きですか?
わたしは小さい頃から香りものが大好きで、学生の頃からこっそりプチプラの香水を使ってみたり、社会人になってからはブランドの香水を試したり、思い切って買ってみたり…。
今、自宅には16本の香水がストックしてあります。
もちろん全部お気に入りなのですが、その中でも特によく使う「定番」の香水を、使う季節やどんな服装のときに合わせているのかを紹介してみようと思います。
わたしの7つの「定番香水」

どこかで目にしたことがある、もしくは持っているという方もいらっしゃるかもしれません。7つ中3つが同じブランドと、やや偏りはあるものの、香りの系統はそれぞれちゃんと違いますよ。
春
Osmanthus(AUX PARADIS)

- ブランド:AUX PARADIS
- 香水名:Osmanthus
- 容量:15ml
- 値段:2,860円
- 香調:フローラル
日本生まれのナチュラルブランド「AUX PARADIS」(オゥパラディ)に出会ったのが、秋限定の香り「Osmanthus」(オスマンサス)でした。
Osmanthusは学名で金木犀のことを指し示し、その名の通り、金木犀をベースに構成された香水です。

つけたてはノスタルジーな金木犀の香りがふわっと広がり、少しずつイランイランやジャスミンのお花の香りが重なり、柔らかなフローラルノートへ。ラストは少し色気も感じさせるようなお花の香りで締めくくります。
「金木犀の香水」ではありますが、金木犀を感じるのはほんの最初だけ。
その後からは金木犀よりイランイランなどの強いお花の香りが前に出てきてしまうので、純粋な金木犀の香りが好きな方は少しガッカリしてしまうかもしれません。
カシミヤのように柔らかなフローラルはとっても女性的。
デートやイベントのときにつけて行っても良いかもしれませんね。実際にわたしもデート用の香水として使っていました。まぁ、振られましたが。
- ふわっとしたワンピースやブラウスなど、女性らしい服装のとき
- 柔らかな印象を与えたいとき
- イベントやデートなどお目当ての人と会うとき
Pure(AUX PARADIS)

- ブランド:AUX PARADIS
- 香水名:Pure
- 容量:15ml
- 値段:2,860円
- 香調:パウダリーフローラル
同じくAUX PARADISの「Pure」(ピュア)は、「純潔」や「清楚」を香りで表現したような香水です。

つけたてはレッドペッパーのちょっとピリッとした刺激の立ち上がり。少しずつムスクをベースに、ベルガモットとマンダリンが重なり、優しいムスキーノートへ落ち着きます。
Pureという名の通り、この香水は本当に純粋。
ふわっと香るラストは、自分で自分に恋に落ちる香りです。
こちらもデートに良いかもしれません。ピュアな印象を与えられるはず。
- ワンピースやシフォンブラウスなど柔らかい素材の服を着たとき
- 初対面の人に会うとき
夏
WHITE MUSK(THE BODY SHOP)

- ブランド:THE BODY SHOP
- 香水名:WHITE MUSK
- 容量:30ml
- 値段:2,750円
- 香調:シャボン
ボディショップの「WHITE MUSK」(ホワイトムスク)は、「夏といえばこれ。」というほど、さっぱり・すっきり・爽やかを兼ね備えた優秀な香水です。
一言で例えるなら「清潔感」です。
ムスクの香りはよく石けんに例えられますが、WHITE MUSKはお風呂上がりのようなシャボン系。白いシャツに似合うようなクリーンな香りです。

香料をざっとまとめてみると、意外と複雑な組み合わせなんですよね。調香大変だったんだろうなぁ。
香りの移り変わりはほとんどありません。
つけたてからムスクとジャスミンが混ざり合ったパウダリックな香りが鼻へ届きます。ムスク特有のしつこさもなく、爽やかな香りを維持したまま、フローラルが重なることでより奥の深い香りへ。
WHITE MUSKはあまり好き嫌いの分かれにくい香りだと思います。
実際に香水の匂いが苦手な家族も、この香水だけは「良い香り!」と褒めてくれたので、会う人や場所を選ばずつけられる優秀香水です。
- 湿度の高い日
- 清潔な印象を与えたいとき
- 控えめに香らせたいとき

Hwyl(Aēsop)

- ブランド:Aēsop
- 香水名:Hwyl
- 容量:50ml
- 値段:13,640円
- 香調:ウッディ

香りの構成は「木」に特化したシンプルなもの。
つけたてはアルコールの香りが少し気になるのですが、すぐにヒノキの香りに包まれます。少しずつベチバーやモスが香りに深みを加えていき、ラストは高級感のあるウッディノートに落ち着きます。
ウッディフレグランスは数々のブランドから出ていますが、ここまで木の香りにこだわっているのはAēsopくらいなのでは?と感じさせるほど、とにかく、木。
森林浴をしているような心安らぐ香りなのですが、ナチュラルだけではなく、高級感のある香りになっていくのも面白いところです。例えるなら高級ホテルのスパやトイレ。
大人っぽく落ち着いた香りなので、キュートな服装よりはモードや大人カジュアルのような服装に合う香水です。
- ナチュラルな服装のとき
- 中性的なとき
- 心を落ち着かせたいとき
- 大人っぽい雰囲気を出したいとき

Lemon Sorbet Fantasy(BODY FANTASIES)

- ブランド:BODY FANTASIES
- 香水名:Lemon sorbet Fantasy
- 容量:50ml
- 値段:495円
- 香調:シトラス
懐かしのボディファンタジー。
93年生まれのわたしは、中学生の頃くらいにすごく流行りました。同世代の方はきっとわかるはず。こっそりプルメリアの香りをつけていました。あの香り好きだったなぁ。まだあるのかしら。
そんなボディファンタジー。今になってから、値段の割に香りがなかなか優秀ということに気づきました。
中でも「Lemon sorbet」(レモンソルベ)は、プチプラとは思えないほどの香りです。

トップ〜ラストまで香りの変化はないのですが、ざっくり表すとこんな感じ▼
つけたてからやや苦味のある柑橘とヴァーベナに似た香りがふわーッと広がります。香りのもちはそこまで良くないものの、そこが夏にぴったり。暑くてジメジメした梅雨時期でもくどくならず、さっぱりとした香りを纏うことができます。
とにかく「爽やか」なのですが、爽やかさの中にもヴァーベナの渋みや苦みのようなものも感じられて、プチプラとは思えないほどの仕上がりだと思います。香りも安っぽくない。
- 夏の暑い日
- カジュアルな服装のとき
- 気分転換をしたいとき
秋
Winter berry(AUX PARADIS)

- ブランド:AUX PARADIS
- 香水名:Winter berry
- 容量:15ml
- 値段:2,860円
- 香調:フルーティーフローラル
またもAUX PARADISから冬限定の香り「Winter berry」(ウィンターベリー)です。

ベリーと言いながら、ベリーの香料は入っていません。
でも、ちゃんとベリーの香りが感じられる香調となっています。
つけたてから柑橘をベースにしたベリーの甘酸っぱい香りの立ち上がり。甘さと渋さのバランスを維持したまま、ラストにはシダーが加わり、落ち着いた香りで締め括ります。
Winter berryは冬季限定の香りなのですが、わたしは少し肌寒くなってきた秋頃に使いたくなります。冬だとちょっと寒すぎる。
ベリー系の香水って若いイメージがありますが、この香水は大人のためのベリー香水だと思っています。若い子が使っても良いけど、やっぱりこれはお姉さんの香り。
- 気温が25度前後のとき
- 薄手のニットや、落ち着いた色味の服を着ているとき
冬
Eau de Poudre(VT×BTS)

- ブランド:VT COSMETIC
- 香水名:Eau de Poudre
- 容量:50ml
- 値段:6,980円
- 香調:パウダリー
この香水を知っているという方は少ないはず。だって、韓国ボーイズグループ・BTSがVTとコラボした限定香水なんですもの。
poudreについては調合されている香料が公表されていないので、これはわたしの主観です▼

つけたてはお香のようなサンダルウッドをベースに、ベビーパウダーのようなパウダリックな香りがムワッと広がります。少しずつバニラやムスクも加わり、ラストは甘めのパウダリーへ。
ラトリエの香水は全体的に「重め」です。
poudreもつけたてからかなりムワッと香るので、ワンプッシュでも十分すぎるくらい。本当に海外の香水のような感じ。
でも、かといって嫌がられたことは一度もなく(!)、むしろこの中では1番褒められた香水です。
夏場つけていても大丈夫だったのですが、甘く重めの香りは冬向き。
- 手足が冷える日
- こっくりとした甘い香りがほしいとき
- 推しのイベントがあるとき
まとめ
香りって不思議なもので、同じ服装をしていても、まとう香りで印象や雰囲気が変わるんですよね。
そこがわたしの感じる香水の魅力のひとつです。
これからも香水集めはどんどんしていきたいし、記事にもしていきたいと思っているので、定番の香水はまた増えるかもしれません。
香水をお探しの方や、香水の香りについて参考になることがあれば何よりです。